第5話

心残り

実家に帰って、上げ膳据え膳で、いろんなところにも連れていってもらえたし、言うことなしですが、ひとつ心残りがあるんです。
それは、姉が着らなくなった服を譲り受けることなんです。
姉は独身のキャリアウーマン。
いいものたくさんもっいます。
本当に高価なものばかりなんです。
しかも、次から次に服なんか買ってきます。
そうすると、着ない服も出てくる訳で、じゃ、私がいただきます！となるわけです。
私と姉の服の趣味は正反対です。
でも、私が仕事に着ていくにはいいんです。
もったいないくらいです。
高いものは何度着てもいたみません。
本当にありがたいことです。
なので、今回も様子を伺いつつ、お願いしたのですが、あげれるものがあまりないのと。家でも仕事に追われていた姉だったので、今回は残念な結果になりました。
今年の冬は、以前にもらっていたもので、なんとかしのぎます。
あー！
チャンスは年に二回ほどなので、本当に残念。