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「ねぇ娘が怪我してボロボロで帰ってきたらどうしようとか心配はないの?」
あたしの質問に2人は目合わせてまた笑った
「だってお前は強いだろ?誰が鍛えてやったと思っているんだ。怪我しても舐めときゃ治る!!あ!でも顔は気をつけろよ!!はははーーっ!!」
「そうそう。顔は駄目ね。女の子ですもの。あたしもあなたは負けないと思ってるから安心してるのよ。」
あたしの両親も昔は結構派手にやっていて父は一代にして瞬く間に関西トップをとったヤンキーグループ黒龍の初代大将。
関東でトップの「白龍」と言うチームの大将とも仲良くなり日本の治安は今までにない平和になったとか...。
そして母も昔はヤンチャしていたらしい。
そんな2人の間の子のあたしは強制的に身体を鍛え上げられれば嫌だって強くなっていった。
「あはははは....ですよね....明日入学式終わってから莉緒の病院いくから帰り遅くなる。」
「お前入学式終わったらって新しい友達とか作って遊んで来たっていんだぞ!。」
笑っていた両親の顔は悲しい顔に変わっていった。
「....そうだね....お風呂入ってくる。」
そういい逃げるようにリビングをあとにした。
「あの子大丈夫かしら」
「大丈夫だ。いつかきっと大切な仲間ができるだろう」
そんな2人の会話をあたしには聞こえなかった。
眠たい目を擦りながら目覚ましを止め新しい制服に袖を通し朝ごはんを食べ支度を終わらせる。
「よし。お母さーんいってくるね!」
「いってらっしゃーい!!」
今日からあたしはここ青葉高校。通称青校に入学する
クラス表を見つけ自分の名前があるクラスを確認する
あたし三組か。あれ??この名前何か聞いたことある気がするけど.....気のせいか!!
あたしは体育館へ向かった。
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