出会い

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中学2年生のとき私は、死にかけた。 39度の高熱を出したので学校を早退しようとしていた でもお母さんは仕事が抜けられなくて私は仕方なくひとりで帰ることになった 重たい頭と重たい体、重たい足どりで普通に歩いて片道30分もかかる家へと歩いた 先生が送ってくれればいいのにと思いながら家路に向かった その途中に大きな道路がある そこは車と人がたくさん行き交う場所で見ているだけでめまいがしそうになる その時の私はなにを考えていたわけではないが、 熱のせいでうまく頭が動いていなかった
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