毒と幸福
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あんなに細かく刻んだのだから、きっと大丈夫だろう。そう思うのに、じわじわと手に汗が滲み始める。 彼の頬が膨らみ、そしてしぼむ。咀嚼する音が小さく聴こえてくる。 飲み込むのに合わせて、喉仏が動く。そのことにほっと胸を撫で下ろしていると。 ねえ、と彼が言った。 「これ……」 何? と平然を装ってわたしは答える。 「椎茸入ってない?」
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