いたずら妖精

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村はやはりモンスターに襲われていた。 「助けてくれー!」 モンスターから逃げ惑う人々。 『ひひひ弱い奴をいじめるのっておもしれー!』 虫をいじめて喜ぶ糞ガキのようにモンスターは笑っている。 「村人をいじめるのはやめろ!」 ハヤト達が駆けてきた。 『貴様らもいじめられに来たのか野郎どもやっちまえー!』 「ハァーー!!」「ヤーーー!!」 ベリアルにハヤト、猛る! モンスターの群れはベリアル達の手により一掃された。 「村を助けてくれてありがとうございます」 ベリアルの思惑は良い意味で裏切り、村人達の歓迎を受けるベリアル達。 期待はしなかっただけに彼らの歓迎には感動を覚えた。 「泣いてるの?」 「泣いてなどおらぬ!」 強がりながらも泣くのをこらえるベリアルを見てハヤトはベリアルにも可愛い所あるんだなと思えた。 そんな時何処かから妖精が村人達に紛れてベリアル達を見ていた。 「ふふ、あの人達ちょっとからかってあげよう♪」 そして妖精は姿を消した。
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