魔性の女にご用心

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「くっそハヤトをまた抱いてやりたいしかしあいつと抱く時にどう声をかけて良いのやら…」 ベリアルは俯き歩きながら悩む。 そんな時フードを被った女性が沢山のリンゴの入ったバスケットを持って走ってきた。 「わっ!」「きゃっ!」 ベリアルと女性はぶつかる。 その拍子に大量のリンゴが地面に転がる。 「お怪我はありませんか旅の方?」 女性はリンゴよりぶつかったベリアルに気遣う。 「ふむ、大丈夫だ、とりあえずリンゴを拾おう」 そしてベリアルと女性はリンゴを拾い出す。 ふとそんな時ベリアルと女性の華奢な手が触れる。 ベリアルは女性の顔を見た。 金髪に褐色の肌だが顔立ちは整い、澄んだ目をしている。 (ウホッ、良い女♪) ベリアルは思った。
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