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ベリアルはモンスターが村を襲っていたのを目の当たりにしたが助けようという気は起こらなかった。
何故なら小さな村を助けるのにメリットを見出せなかったから、そして助けた所で「もっと早く助けてくれたら…」などと文句を言われるといった経験ばかりをしてきたからだ。
俺には魔王を倒すと言う使命がある、大きな街ならともかく、このような小さな村を救っても見返りも無さそうだからな。
ベリアルは小さな村を無視して足を速めた。
そんな時何処かから透き通った声がベリアルの耳に入った。
「助けに行かないのかい?」
ハヤトの声だ、ハヤトは登った大木の枝に座りベリアルを見降ろしていた。
ミニスカートのような短い裾から白い下着が見える。
(こいつ…男か…?)
少女のように見えたが下着を見てハヤトと言う少女が男という事がわかった。
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