人間に憧れた猿の話

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ロイは更に言いました。 ロイ「僕もこの前街に言った時、発明家という人がいる事を聞いたよ。」 サムソン「発明家?発明家は何をする人なんだい?」 ロイ「発明家は電球というもので、夜になっても暗い場所を長い時間明るく照らす道具を作ったり、何も無いところから火をだす道具を作ったりするのさ。」 サムソン「それはすごい!魔法みたいだね。」 ロイ「そうだね、魔法みたいといえば、人間の中に画家という人がいて、四角い紙のなかに、風景やら人や動物を閉じ込める事ができる人間もいるんだよ、見たことあるかい?」 サムソン「あ、それなら1度だけ見たことがあるよ、綺麗な白い馬が突然見えたのでびっくりしてたら、壁の中でじっとして動かないから、たぶん魔法で閉じ込められてたんだね?」 ロイ「そうだね、本物の魔法ではないらしいけど、たしかに魔法のようなものだね。」 サムソンは言いました 「あんな不思議な事が僕らにもできたらいいのに。」 ロイ「たしかにそうだね。」 二匹はだんだんと人間になりたいと思うようになりました。 image=502026185.jpg
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