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もっとも、軍需工場内の愚連隊の連中から目をかけられているいう噂を聞いたが……俺には関係のないことだ。
三原のことをしらない合田は怒気を孕みながら言った。
「それならお前、何でこんな所で働いてるんだ？」
三原はいつもの様に嘘話を並べ始めた。
「俺はこの軍需工場の筆頭株主なんだよ。お前らの働きぶりを見に来ているんだよ」
この前は2代目として現場で修行を積んでいると俺は聞いたが……。合田はさらに食い下がった。
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