第2章 昭環42年 嵐の夜に……

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「仲間はいいよなぁぁぁ。仲間ってよぉぉぉ。これから浴室へ行ってくる」 「またなのぉ。あなたも恥ずかしがり屋さんね!」 「お前の悪趣味も大概にしやがれ。糞野郎!」  班長や合田のブーイングを意に介さず村崎は三原に言った。 「これから二人っきりで“衆道の契”でも交わそうか」 「何の契だって?おい。どこへ連れて行くんだ?」  これから何が起こるのか分かっていない三原を担いで村崎は暗闇の中を歩いて行った。
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