第2章 昭環42年 嵐の夜に……

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 真新しい説明書にが置かれていたので手にとって読んでみた。   「何々?試験的に開発されたものであるので、その効果は未知数である……だって?」  その時、人の気配がしたので俺は缶詰製造機の裏影に隠れた。内心、心臓が飛び出しそうだったが、息を殺して気配を消した。   「セーブボタン押下完了!マジ、っぱねえ」  その男は口癖から峯崎だと分かったが、セーブボタンとはいったい何だ?奴も何かしら指令を受けているのか?いや、命令系統は完全に縦割りでリーダーの俺にしかこないはず……。
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