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五日目・六日目
残り今日含めて三日と半分。
真咲は初日とは打って変わって暗くなっていった。
「真咲君どうしたの?」
心配そうに見つめるハル。
「いや、なんでもないよ。ありがとう。」
引きつった笑みを見せるがハルは
「心配だよ、真咲君に元気がないのは。私には話せないの?」
言えない。言いたくない。
君の悲しむ顔は見たくない。僕はずっと君と笑って過ごしたいだけなのに。
この二日間真咲は大学を休んだ。
少しでもハルと一緒に過ごしたかったから。
ショッピングに行き、公園を散歩したり、家でゆっくり会話をする。
真咲は心から楽しむことができなかった。
あっという間に時間は経ち、残り一日と十五時間。
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