一日目

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一日目

店を出た二人は無言でただひたすら歩いていた。 女の人と話したことなどほとんどなかった真咲は何を話せばいいのかよくわからない。 するとハルがこの空気を換えようと話し始めた。 「今日はポカポカして気持ちがいい一日ですね。」 「そうですね。」 真咲は上手く会話ができない。ハルが世間話をしても真咲は相槌を打つだけだった。 気づけば夕方、真咲のアパートの前についていた。 「とりあえず家入りましょうか。」 真咲がそういうとハルは笑顔で頷き家へと入っていった。
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