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「ふたつめ。あんたとなっちゃんは別れてなんかない。そんな話聞いてないし、言われてないはず。」
「で、でもナチからもう帰れないって。理由も教えてくれなかったし……。」
「それにはちゃんと理由があるの!全く、なんにも知らないのに勝手に終わらせて勝手に傷ついてんじゃないわよ。ほんとバカじゃないの?なっちゃんが可哀想。なんでこんな子選んだんだろ。」
そこまで言われると傷つく……。
「私、ずっとなっちゃんの幸せは想われることだと思ってた。だからこそ、誰にも奪わせない自信があった。けど、違ってたの。いつの間にかなっちゃんは私の知らないなっちゃんになってて。なっちゃんは、大切な人を見つけてた。」
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