隣で

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「その前にひとつ聞いておく。なっちゃんのこと、どう思ってるの?」 真っ直ぐ射抜くように強く私を見つめる。 前の私なら怖がってた。 でも、今ならわかる。 この質問の答えを、私は知っている。 「どうしようもなく大好きで、忘れたくても忘れられない私の世界一大切な人!」 「あっそ。」 「シオナさん、ありがとう。」 「シオナでいい。」 「……!!し、シオナありがとう!」 とびきり可愛く微笑むシオナさんは誰より素敵で。 また自分の間違えに気付かされた。 私ホント何回間違えたら気が済むんだろう。 何回も回り道して、迷ってつまずいて、迷子になって。 それでも、ユウくんがシオナがモカがレイちゃんが助けてくれた。
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