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「これ……、どうして……。」
「ユキが初めて俺の前でほしいって言ってくれたものだったから。どうしてもプレゼントしたかった。」
出れたようにはにかむその顔は。
隣を歩いていた頃に比べてすっかり痩せてしまって。
それが自分のせいだと思うと、胸が苦しくなった。
「なんで、そんな大変な思いまでして。プレゼントなんてなんでもいいのに……。どうして!」
「それくらい、ユキのことが大好きなんだ。」
ずるいよ、本当に。
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