第1幕

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その奇妙な店は、駅前の繁華街にあった。 学校の行き帰りに毎日店の前を通っていたのに、俺はてっきり金券ショップだと思い込んでいた。 『買い取ります!』 デカデカとした看板には、確かに”何を”買い取るかは書いていなかったんだけど。
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