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(何を頑張るんだ？取り敢えず行ってみるか)
その建物に入ってみた。
「へっ！本が無い！」
入って右手に巫女姿をした女性がカウンターに座り書き物をしていた。カウンターの奥手には、ラウンジがあり、数名の客と思われる人が本を読んでいた。
入り口に立っていると
「いらっしゃいませ。初めてのご利用ですか？」
カウンターから声がした。
見た目は若く見えたが、声の落ち着きからして40代位の女性だった
「・・はい。初めてです。」
「ご説明しますので、こちらにどうぞ」
本屋は、この建物には本は置いていない。敷地内にある休憩所で分野ごとに分かれて販売している。一番遠い場所は、裏手の山頂上にあるとのこと。歩いて15分くらいかかるらしい。各休憩所でもラウンジがあり、コヒーは無料でゆっくり本を選んで欲しいとの事。コヒーは無料だけど、こころばかしを入れて欲しいとの事だ。
(確かに変わっているが、奇妙とちがうかな)
地図をもらって早速休憩所に行ってみることにした。
「せっかくだから、ライトノベルの置いてある休憩所に行ってみるか。場所は・・山の中腹あたりか」
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