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シマさんも、お腹の調子が良くなり今日は一緒にオサンポです。
ワタシは愛梨さんに抱っこされて、シマさんはおじいさんに抱っこされています。
横に、珍しくダイチさんとコージさんがついてきます。
『愛梨ちゃん、オレもミケを抱いていい?』
最近、背が伸びてきてコージさんより少し低い愛梨さんの顔を覗き込んでコージさんが聞いて、「うん、浩司お兄ちゃんいいよ」と言ってワタシはコージさんに抱っこされました。
『みゃあ』
おじいさん以外に抱っこされるのは、久しぶりです。
『ミケも心地良さそうでいいな』
愛梨さんは嬉しそうに笑顔を向けて、ワタシの頭を撫でてくれました。
『あっ、愛梨ちゃんは抱っこされたいの?』
顔を真っ赤にしながらコージさんが愛梨さんに言いましたが、愛梨さんが「お姫様ダッコってアコガレだから」と真顔で答えていた。
『オレがそのうち出来る様になるから!!』
一生懸命にアプローチする姿を観たシマは、「こいつ色気づきすぎ」とため息をついた。
『どうした?シマ?歩きたいのか?』
おじいさんは、ダイチさんとの話に夢中だったのか気づいていませんでした。
ひょいっとシマは、おじいさんの腕からすり抜けるとダイチさんとおじいさんの間を一緒に歩いて行きました。
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