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ある日、いつものようにお店に入って
「マスター、いつもの。」って言おうと思ったらマスターが
「今日は、お連れが一緒ですか?」
僕の後ろに気弱そうな女の子がいた。
「え?あぁ気づかなかった!この子は赤の他人です。」
その女の子は「マスターがどうぞご自由に」と言っているのに気付かず
「あ、あのぅ誰か居ませんかぁ?」
そろりそろりと一歩ずつ踏み出して店内をキョロキョロし始めた。まるで誰もいないかのように。
僕は呆れて彼女のことなど気にせずいつも通りコーヒーを飲み始めた。
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