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妻が言っているのは、お腹の事なんだって、お腹を撫でる仕草で気づいた。 確かに、少しまた大きくなった。 「本当、大きくなってる」 大きくなってるのは、お腹だけじゃない。   「ここも大きくなった」 先端部には、触らないように、正面から胸の膨らみを下から包むように手で触れた。 「やっぱり?そぅ思う?」 胸が少し大きくなった事になのか、俺が大きくなった事に気づいたからなのか、うれしそうに笑ってる。 そうだった、体調が良い時の彼女は、機嫌がいいんだった。 今なら何でも許されそう。 触れていいんだって都合よく解釈して、そのまま包んでいた掌を動かして揉みだすと、 「ちょっと!」 そう言いながらも、逃げずに笑ってる。 胸元に顔を近づけて、 「一口だけ食べていい?」 敢えて聞くのは、ダメなら逃げるだろって。
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