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本堂からご住職に連れられ階段を上り2階へ。
仏様は薄絹の御簾の向こう側におられました。
丁寧な手つきで御簾を外して下さるご住職。
おかあちゃんの心臓はバクバクです。
決して華美では無い素朴な仏様。きっと戦の度に傍に置いておかれたのでしょう。
持ち運び易いように一刀彫で仕上げられて居ました。
そして心を掴まれたのは、
何百年に渡り、人の願いを聴き続けて来たであろうそのお体が、艶が出るほど、彫りが浅くなるほどに、人の手に撫でられ鈍く輝いていた事でした。
他にも研究者さんが年代不詳とした小さな仏様を五体。
朝廷から頂いたと言う仏舎利を見せて頂いてお暇してきました。
思い掛け無い感動を頂いた日でした。
皆さんの近くにも、埋もれた歴史あるかもしれませんよ?
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