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*息子のcollection*
我が長男は中学二年生である。
和柄が好きだったり、仏像が好物だったり、今時の中学男子にしては多少変わった好みをしている。
でも、子供らしく縫いぐるみが好きだったりもする。
彼の縫いぐるみ好きは既に幼稚園に入る前から始まっていた。
彼のファースト縫いぐるみは、黄色いヒヨコのピーちゃん。
勿論、今もベッド脇の縫いぐるみcollectionの中に鎮座している。
そのピーちゃんから始まり、クマやカピバラ等の哺乳類に至り、次第にカメやイルカ等の海洋生物の縫いぐるみへと、彼のcollectionは進化を遂げるのだが…
あれから10年あまり、進化を遂げた彼の縫いぐるみcollectionが母には理解出来なくなっている。
その一つが、ダイオウイカの縫いぐるみ。
イカだぞ?
まだデフォルメしたタコくらいなら、何とか理解出来る。
だが、デフォルメ無しのイカだぞ?
それも、何故それを頭に乗せて勉強する?
訳が分からん。
次に、ダイオウグソクムシ。
わざわざ此れを買いに、しながわ水族館まで祖父母とおかあちゃんを引っ張って行った、拘りの1品だ。
あまりにリアル過ぎて、可愛いとは思えないのだが?
それに、体のヒダの間にへそくりするのは何でなんだ?
この先、息子の縫いぐるみcollectionが何処まで進化するのか、少し怖いおかあちゃんです。
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