2016 夏~秋

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*お弁当と母の思い* 息子は今日、秋の新人戦です。 おかあちゃんは早起きしてお弁当作りに勤しみます。 処で、昨今の中学生のお弁当事情はご存知? おかあちゃんが古いのか、頭が固いのか、悲しくなるんですけど、コンビニで済ませる親がある程度の数が居られるんです。 勿論、家庭事情もあるでしょうし、一概に何だかなぁと思うわけではないのですが… 専業主婦、勿論健康って方も多い。 おかあちゃんにとって息子のお弁当は、母からのエールなんですよ。 我が子の入っている剣道部は弱小です。 2年生は息子しか居ません。そして1年生は今年から剣道を始めた子ばかり。 それに息子は春頃から有痛性外頸骨(外頸骨障害)に苦しめられ、稽古も出来たり出来なかったり。 そんな中でも部長として、大将としての勤めを果たそうと頑張ってます。 でも、頑張ってる子は家の息子だけではない。 皆、其々の状況の中で頑張ってるはずです。 悲しいかな、子供が成長するにつれ親がしてやれる事は少なくなっていく。 手を引いてやる立場から見守る立場に変わっていく。 寂しくもあり、嬉しくもある。 そんな中で、母親としておかあちゃんが出来る数少ない事の一つが、お弁当なんですよ。 だから今日もおかあちゃんは早起きしてお弁当を作ります。 そして思うのです。 きっと実母も同じように思ってお弁当を作ってくれていたんじゃないかと。 たかがお弁当、されどお弁当。 息子が少しでも愛情を感じてくれたら良いなと思うおかあちゃんです。 image=502275655.jpg
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