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「にゃんと…………あっ。ひょっとして、ミーにゃんは、
『女の子は競い合ってこそ華』と、そういいたいのにゃん?」
「えっ。……んまぁ、そういうことわん」
「目からウロコとは、まさにこのことにゃん。
『勝とう』とする野心と『負けまい』とする執念が、
自分の『綺麗』を引き出させ、おのれの『美』を保つのにゃ。
まさに開眼の至りにゃん」
「ええと、あのぉ」
「ミーにゃんがそれをウチに教えてくれたのにゃん。
さすがにゃ。それでこそウチの親友にゃん」
(ひとり感動しまくっているわん。
困ったわぁん。
どんどんアタシの理解を超えた発言になっていくわぁん。
……んでもまぁ取り敢えずは)
「いやあ。そんなにいってもらえるほど、たいしたことではないわん」
「おおっ。その謙虚さがまたにゃんとも。
ネコのハートを、ぴくん、とさせるのに十分にゃ。
……ところで、と。ミーにゃん。
ウチににゃにか話したいことがあったんじゃにゃいの?」
「ううん。もういいわん。諦めたわん。
さぁ一緒にダイエットだわん!」
「そうにゃ! その意気にゃん!
ふたり揃っていつまでも美女でいようにゃん!」
「うん!」
「にゃら、行くにゃよぉっ!」「アタシだって負けないわぁん!」
たったったったったったったっ!
たったったったったったったっ!
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