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「うああああぁぁーー!」 怒りや恐怖、悲しみ。 いろんな感情が将を渦巻いていた。 「無駄、・・・だよ・・・。」 将は手を緩めた。 「君は僕を殺せない。今の君で満足していないから。だからこそ僕が生まれたんだ。僕を殺すことはつまり、自分を諦めるってことなんだよ?」 「そんなことはない。俺が変わればいいだけの話だ!」 「現に、首を締める手が緩まったじゃないか。」 再び俺は首を締める両手に力を入れた。 理由のわからない、涙を流しながら。 「死んでくれ!俺は、俺で生きていく・・・!!」 「・・・その、なみ、だ・・・は何、だ。苦しい、よなぁ!!僕・・・を、殺・・せば!劣等感の塊の・・・今の・・君で、生きて行かなきゃならないんだから!!!」 「う、うあああぁぁーー!!お前は俺じゃない!!」 ・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・終わった。 もう息をしていなかった。 ははは、やったぞ。 俺の上に乗っている彼を見て嘲笑した。 ・・・あれ? 息が、できない・・・。 全身の力が抜け、米田将は暗闇へと墜ちて行った。
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