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「ああああああああああああッ!!
せめてオニギリぃぃぃぃぃ!!!!」
あれか?
空腹が限界を超えて幻覚でも見ているのか!?
それとも家を出てすぐ車にでも跳ねられて昇天したってことなのか!?
突如として感じた浮遊感の後には、何かよくわからんがナニかを滑り下りていく奇妙な感覚に襲われる。
ただ、ひとつだけ俺にも分かっている事がある。
それは俺が色んな意味で詰んでるってことだ!!
と、いうかこれはもう俺死亡のお知らせで問題ないんじゃないか!?
認めたくないけれど!!
いや、だって。
もう意味が分からないからな!?
どう考えても太陽が照りつける夏にカワイイ彼女と行くべきプールのだな。
ウォータースライダーって奴だ。
うん、あれが一番近い。
って言うかそのまんまっていうか、どうして俺はそんな物に現在流されているんだ誰か説明してくれないかッ!?
え、まさか姉貴が俺に内緒で家の地下に巨大プールを建造しちゃったとかそんな事はないよな!?
いやいや、そんな事より寧ろ俺が事故って意識不明になっていてこれはあれだ死後の世界にでも向かっているという方が現実味がぁぁぁぁぁ!!
「あああああああああああッ、ガフガボッ!!」
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