第1章 幼馴染みから恋人へ

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この日から二日後、彼は思いもよらぬ宣告を受けました。 医「風斗くん。非常に言いにくいのだが… 君の身体が、あと一年半しか持たない、余命一年半ということなんだが……」 風「……そうですか 治る確率はあるんですか?」 医「今のところ治療ができないのだ 治る確率は低い…… 何も出来なくてすみません…」 風「わかりました。これは両親、彼女達には教えないでください。自分から言いますので。でわ、ありがとうございました。」 医「1ヶ月ずつ検診は受けてください! 必ずですからね!!」 (バタンっ) 彼は家に帰り、私に連絡をしました。 綺乃へ 今すぐ俺の所にきてくれないか? 今日は気分が沈んでるから、綺乃のオムライスが食べたい… それと、手出さないから泊まりな? こんなメールが届きました。 風斗へ わかったよー^^* 着替え持っていくねー(*´ω`*) このメールを送り、彼の家に向かうと… 電気もついていない、真っ暗な状況でした。 彼がすごく病んでいることが目に見えました。 彼の部屋へ行くと彼は 風「お!綺乃来たな! 飯、作ってくれよな!(*´ω`*)」 こんな無理して明るい表情を作って私に話しかけました。 綺「風斗、無理しないで…? 辛いなら辛いって言ってよ?」 そう言葉をかけました。すると、衝撃発言がきました。 風「なぁ、綺乃。 俺と結婚して欲しい。俺の傍で笑って、俺の隣で支えて欲しい。」 綺「っ!? お願いします!!」 風「それと1つ言うの忘れた。 余命一年半だそうだ。二ヶ月後に結婚式だけ上げるぞ?まだ結婚できない歳だからな(笑)」 綺「ねぇ、余命一年半って私が中2の時にいなくなるの??」 風「そうなるな。でも、お前の為に生きるぞ(笑)」 そう言って彼は私と台所に立ち、彼の好きなオムライスを作りました。 この幸せな期間が続けばよかったのに…
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