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この日から二日後、彼は思いもよらぬ宣告を受けました。
医「風斗くん。非常に言いにくいのだが…
君の身体が、あと一年半しか持たない、余命一年半ということなんだが……」
風「……そうですか
治る確率はあるんですか?」
医「今のところ治療ができないのだ
治る確率は低い……
何も出来なくてすみません…」
風「わかりました。これは両親、彼女達には教えないでください。自分から言いますので。でわ、ありがとうございました。」
医「1ヶ月ずつ検診は受けてください!
必ずですからね!!」
(バタンっ)
彼は家に帰り、私に連絡をしました。
綺乃へ
今すぐ俺の所にきてくれないか?
今日は気分が沈んでるから、綺乃のオムライスが食べたい…
それと、手出さないから泊まりな?
こんなメールが届きました。
風斗へ
わかったよー^^*
着替え持っていくねー(*´ω`*)
このメールを送り、彼の家に向かうと…
電気もついていない、真っ暗な状況でした。
彼がすごく病んでいることが目に見えました。
彼の部屋へ行くと彼は
風「お!綺乃来たな!
飯、作ってくれよな!(*´ω`*)」
こんな無理して明るい表情を作って私に話しかけました。
綺「風斗、無理しないで…?
辛いなら辛いって言ってよ?」
そう言葉をかけました。すると、衝撃発言がきました。
風「なぁ、綺乃。
俺と結婚して欲しい。俺の傍で笑って、俺の隣で支えて欲しい。」
綺「っ!?
お願いします!!」
風「それと1つ言うの忘れた。
余命一年半だそうだ。二ヶ月後に結婚式だけ上げるぞ?まだ結婚できない歳だからな(笑)」
綺「ねぇ、余命一年半って私が中2の時にいなくなるの??」
風「そうなるな。でも、お前の為に生きるぞ(笑)」
そう言って彼は私と台所に立ち、彼の好きなオムライスを作りました。
この幸せな期間が続けばよかったのに…
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