『The Another “Origin”』

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『さあ!第1回戦を始めるぜぃ!ここまでなんとパァァァアフェクトゥ!恐るべき快進撃のダークホース、呼道 勇騎ぃ!対っ!!去年の準優勝者ぁ!あらぶる強さのぉっ!霧野ぉ、逸郎!さぁ、始めるぜぃ!Ready, FIGHT!!』 輝の携帯から流れる音声。 今回のライダーサモン大会は、生配信も行われていた。 「おぉ!呼道 勇騎だ!この人はやべえぞ!マジで強えんだこれが」 「へぇー今までパーフェクト勝ちか、そいつぁすげえな」 弁当を食べながら輝と信也はその映像を観覧する。 『おーっとコイツァ来ちまったぁ!変幻自在のカメレオンライダー!ベルデだぁ!さぁ!呼道はDoする?』 「準優勝のやつベルデとか中々トリッキーだな、なんだっけこいつ」 「龍騎に出てくるライダーの一人だ、確かに厄介だな……けど、それに対して……」 画面の中の呼道 勇騎は、ジュエルを構え呼び出したのは…… 『コイツァびっくらこいたぜぇ?ななな、なんとぉ!怪人カテゴリの中でもSクラスのジュエルぅ、アンクを出してきやがったぁ!』 「うおおおおおおおおおッ!!」 呼び出されたアンクの姿により、輝のテンションがまた上がる。 「いやうるせぇッ!?」 「………場所変えていいか?」 「何を言う!最初からクライマックスじゃねえか!」 「分かったから!分かったから落ち着いて飯食え、な?」 『< clear vent >』 そんな中、対戦者のベルデが透明になる。 ベルデはカメレオンがモチーフのライダー。数ある龍騎のライダーの中で特徴的な能力である透明化を持つ。 それに対し……… 『アンク!』 呼道 勇騎は叫び、その問いかけに答えるようにアンクは右腕から業火を放つ。 『finish!』 ーーー勝負は、一瞬で決まった。 業火を受けたベルデは姿を現し、同時にダメージが許容量を超え消え失せた。
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