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「はあッ!?」
輝は携帯の画面を持ちながら思わず立ち上がる。
その中では、まるでテレビのライダーのように、人々を襲う怪人の映像が流れていた。
「うわっ!ちょ、どうなってんだ俺にも見せろ!?」
「え、何これ、なんかのドッキリなんじゃないの?」
「いや……そうには思えない。」
「どうなっているんだ……?」
「ちょ、輝、私にも見せて……」
信也、姫、始、葵、舞の順で周りに集まり、その光景に驚く。
そして………その映像が途切れた。
「………え?おい!どうした俺の携帯!?」
「……おそらく配信側のトラブルだろう、あんな騒動が起きてるんだ。何も起こらない訳が無い。」
「嘘だろ……おいいいい!!気になっちゃうじゃねえかよおおおおおおおお!!!」
「おわっ!?だから落ち着けっつの!もう終わりみてぇなもんだから!!」
「ええええ、無理、気になって授業集中出来ねぇ。信也1発殴らせろ。」
「なんでッ!?」
「もう、静かにしなよ輝……」
殴られそうになる信也、それを止める舞。
その他の3人は、やれやれと言った感じでその場から離れた。時間も昼休みが終わる頃。
ーーーその時、誰も気付かなかったが……輝のアンクのジュエルが、一瞬だったが光り出していた。
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