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「ベルトの方なら……近い内に巡り会う、かもしれんね。」
フユキはジュエルを渡した後、そのまま輝とは反対方向へ歩き出す。
「なっ……おい待て!!」
輝はフユキを追いかけようと走り出す。
「ーーー怪我、せんといてよ?」
突然、輝の姿が止まる。何かに引っ張られるような感じだ。
後ろを振り向くと………徐々に姿を現したのは、カメレオンをモチーフにしたライダー、ベルデだった。
「なッ………うわっ!?」
そのまま投げ飛ばされ、転がり落ちる。
「ってぇ………!!」
「ほな、また会おうな。篠原 輝クン?」
フユキがそう言うと、その場から消えた。
それと同時に、ベルデの姿も消える。
「………チッ、なんだったんだ………」
輝はすぐに立ち上がり、服についた汚れを払う。
それと同時に、フユキから渡された、マッハのジュエルを見つめる。
「………このジュエル、あのライダーについてはまだ何も知られて無い筈だ。なのに、あいつはこれを持っていた……」
そのマッハのジュエルと共に、輝は、アンクのジュエルを取り出す。
「………これから、何か起こるのか………」
そのジュエルをしまい、輝はその場から歩き出す。
「………。」
その様子を、とある男は………首にぶら下げているピンク色のトイカメラを手に取り、シャッターを切った。
「また1人、ライダーが増える……かもな。」
その男は、その場から立ち去った。
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