『The Another “Origin”』

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「それは………」 さっき拾った、リベルと同じベルト。 「へへ………行くぜ………!!」 <Set Up!> <オリオンゾディアーツ!> <ライオンインベス!> <ズ・バヅー・バ!> <アルマジロオルフェノク!> ジュエルを装填。 光に包まれ、現れた4人の怪人。 先程怯えた2人は、オリオンゾディアーツとライオンインベスに。 舞を掴んでいる不良はズ・バヅー・バに。 そして親玉の男は、アルマジロオルフェノクになった。 「へえ……前に比べりゃ随分豪華になったじゃねえか。」 『ハッ!余裕ぶっても怯えてんのが目に見えてんぜェ!!』 それぞれ、舞を掴んでいるバヅー以外は構える。 「………。」 輝は、アンクのジュエルを見つめる。 ーーーハッ、こんな逆境位、乗り越えてみせろ。 そんな声が、ジュエルから聞こえた………気がした。 「………ふ、ははははっ………。」 輝は、笑い出す。 『な………何がおかしい!変なこと起こしてみろ、あの女がどうなってもいいのか!?』 「輝………?」 「いやぁ……つくづく、お前らはモブキャラだなあって思ってよ。」 『はあっ………?』 「………。」 輝は、そのアンクのジュエルをしまう。 ーーーーーーーーーー 『ベルトの方は近い内に巡り合う……かもしれんね。』 ーーーーーーーーーー フユキの言葉が頭によぎる。 「………いいぜ。テメェらの喧嘩の誘いに乗ってやるよ。同じ土俵でなぁ!!」 輝は、先程拾ったベルトを……腰に巻き付けた。
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