『The Another “Origin”』

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「っし、まずは1人……」 『うおおお!!』 『だあああ!!』 バヅーの跳び蹴り、オリオンの棍棒が襲いかかるが…… 「いや単純かよ」 輝はバックステップで後ろにかわし、そこから炎の拳を繰り出す。 『ぐわ!?』 『げえっ!!』 そのまま転がり落ちる。 「……そうだ、どうせならテメェらにも見せてやるよ、見たことねぇライダーをな!!」 輝はジュエルを取り出す。 描かれていたのは……マッハ。 <チェーンジッ!!仮面ライダー!マッハ!> <シグナルバイク!ライダー!> ナックルの姿から、変身前の輝へ戻る。 そして今度は……まず右腕を左前に持っていき、構える。 「……レーッツ!」 そのまま大きく右へと広げ……左手は右腕の肘へ添え右腕はそのまま右側へ構える。 「………変身ッ!!」 <マッハ!> そこから体を広げ、派手な変身音と共に輝の体は新たなライダーへ変身する。 白いモトクロスライダーを模した、その名は…… 「追跡!撲滅!いずれも~、マッハァ!!」 あの動画でやっていた動きと、同じ動きをする。 「仮面ライダー!マッッッハァ!!」 輝は、仮面ライダー、マッハとなった。 『な、なんだよアレ!?見たことも聞いた事もねえぞ!?』 『……やっぱり無謀だったんじゃ』 『うるせぇんだよ!!どうせハッタリだ!あんな見た事ねえのにビビってんじゃねえ行くぞ!!』 アルマジロオルフェノクは走り出し、バヅーとオリオンもそれに続く。 「………輝、あれ覚えたんだ………。」 舞はその様子を見て、そんな事を呟いた。
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