4人が本棚に入れています
本棚に追加
「今の……てか篠原 輝って……ゲェッ!?あの中学ん時有名だった『鬼の篠原』ッ!?」
「……やめろ、昔の話だそれ」
「す……すいませんでしたぁああああああああ!!!!」
「う……お、おい…待ってくれよおおお」
「おい立て、立てって!」
「…………グェッ……」
その不良と、他に倒していた不良達も起き上がり、逃げ出した。
「ったく……2度とこんなことすんなよー。」
追いかける気もなく、輝は2人のライダーをその場から消し、泣いている子供に近付く。
「ほら、泣くな。取り返してやったぞ。」
先程不良から手に入れたジュエル、子供に渡す。
「う……ありが、ありがとうお兄ちゃん……」
「おう、いい加減に泣きやめよ。」
輝は泣いている子供の頭を撫でる。
「お兄ちゃん……すごいね……」
「何、俺様も凄いが……このライダー達が強えだけだぜ。」
手に持つ2個のジュエルをしまい、立ち上がる。
「んじゃ、俺は行くぞ。お前も暗くなんねえうちに帰れよ。」
「うん……ありがとうお兄ちゃん……」
「へいへいどういたしまして。」
頭をポンと叩き、輝はその場から去ろうと歩き出した。
「………ん?」
子供の目に、何かが一瞬映った。
気のせいかもしれなかったが……輝の後ろに、腕の様な何かがいた様な気がした。
最初のコメントを投稿しよう!