『The Another “Origin”』

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「今の……てか篠原 輝って……ゲェッ!?あの中学ん時有名だった『鬼の篠原』ッ!?」 「……やめろ、昔の話だそれ」 「す……すいませんでしたぁああああああああ!!!!」 「う……お、おい…待ってくれよおおお」 「おい立て、立てって!」 「…………グェッ……」 その不良と、他に倒していた不良達も起き上がり、逃げ出した。 「ったく……2度とこんなことすんなよー。」 追いかける気もなく、輝は2人のライダーをその場から消し、泣いている子供に近付く。 「ほら、泣くな。取り返してやったぞ。」 先程不良から手に入れたジュエル、子供に渡す。 「う……ありが、ありがとうお兄ちゃん……」 「おう、いい加減に泣きやめよ。」 輝は泣いている子供の頭を撫でる。 「お兄ちゃん……すごいね……」 「何、俺様も凄いが……このライダー達が強えだけだぜ。」 手に持つ2個のジュエルをしまい、立ち上がる。 「んじゃ、俺は行くぞ。お前も暗くなんねえうちに帰れよ。」 「うん……ありがとうお兄ちゃん……」 「へいへいどういたしまして。」 頭をポンと叩き、輝はその場から去ろうと歩き出した。 「………ん?」 子供の目に、何かが一瞬映った。 気のせいかもしれなかったが……輝の後ろに、腕の様な何かがいた様な気がした。
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