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「もぉー2人とも落ち着いてよー、いい加減にしないと一升瓶で殴るよ!!」
「……唯、そのチョイスはおかしい。兄貴も父さんも下手すれば死ぬ。」
「「すいませんでしたぁッ!!」」
2人とも一斉に土下座する。
「はいはい、皆そろそろご飯ですよー。」
そこに『篠原 雀』<すずめ>が料理を持ってやってくる。気付けばテーブルの上に沢山の料理が並べられていた。
「はい皆座って!お兄ちゃんとお父さんも!」
「へいへい……」
「お!今日も美味そうだな雀!」
「お世辞はいいの。はい集まって~。」
篠原家が全員集まり食卓を囲む。
「いただきまーす!」
「いただきます。」
「……いだっきゃーす。」
「おい輝、ちゃんと言えちゃんと、はい!いただきます!!」
「もういいよ飯ぐらいゆっくり食わしてくれよ…」
「ふふ、はい皆召し上がれ~。」
全員がその料理に口を運び始めた。
「よっと……。」
ご飯を食べ終わった後、輝は部屋に入り、机の前に座り鞄の中身を整理する。
中身を整理するついでに、輝はライダージュエルを机の上に並べる。
「いやー……うん。やっぱいつ並べてもいいなー。うん。やばい。」
目の前にあるライダージュエルを見てそう呟く。
篠原 輝は昔、周りから恐れられた所謂不良だったのだが、そんな彼の好きなものは……『仮面ライダー』なのである。
そのライダーの変身ポーズをしてくれといったら即座に出せるくらいに。
このライダージュエルを用いたゲーム、『ライダーサモン』が行われるようになった時はそれはもう興奮して一時期眠れなかった事もあったとか。
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