2

12/25
915人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
「えっと~、鍵がみつからないなー。」 ドアの前でカバンを探る。 全然鍵がみつからない。 というか、もうごそごそ手を突っ込んでいるだけで、見つける気にすらならない。 すっと横から手が伸び、鍵を取り出す。 「コレっすか?」 鍵を差し込みドアを開けてくれる。 玄関に入り、楓はその場で大の字になった。 「どーも、ありがとー。今度、お店行くね-。」 部屋まで行くのも面倒くさかったので、ここで寝ることにした。 「ちょ、ダメだろ?」 金髪くんが楓を引き上げ中に入る。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!