第1章

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木々が覆い茂る森の中。 僕、仲 律は1人辛うじて舗装されている道を 登っていた。 春だと言うのに辺りには一本も桜が咲いておらず、 ただただ代わり映えのしない 深い緑色が続いているだけだ。 『こっちであってるのかな』 何も目印のない道と、 高校の入学式だと言うのに 人1人見あたら無い状況に不安を感じ、 思わず口から出てしまう すると返事をするように 何処からか鳥の鳴き声が聞こえた 『あ』 見つけた 【花槻男子高等学校】
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