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「顔がにやけてふにゃふにゃになってる」 学校に着くと智也が近寄ってきて両頬をムニッと摘ままれる 「昨日まで死んだ魚の目をしてたのにえらい変わりようだな」 「別ににやけてない」 多少にやけてるのは自覚しているがそんな露骨に顔に出ていたのかと反省する 「リア充怖い爆発しろ、もしくは養分よこせ」 意味不明なことをぶつぶついい始めたので教授が来る前にノートとシャーペンを出しておく 「で、えっちしたの?」 お茶を飲もうとペットボトルを傾けていたところで慌てて口から離す 「するわけないだろ!」 「する相手はいるのね」 墓穴を掘ったかと苦い顔になる俺とは対照的に智也は目を細めていた 「今日こそ詳しく話せよな」 そこでようやく教授が入ってきたので軽く頷いて前を向き智也の視線をシャットアウトする
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