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今日はバイトがあるから逃げられると思っていたが昼食時に捕まってしまった 「食堂行くよ!」 人を掻き分けて歩く智也の後ろを着いていく 各々昼食を乗せたお盆を前にして座った 「さあ詳しく話して」 気迫に押され今までの事を全て話した 「丸く収まったのか…今後の展開が楽しみ」 相手が誰かまで話していないが最初から察していたみたいだ 「でも弟くんはこんな鈍いのが恋人になって御愁傷様だよなー」 手を合わせて拝む智也 「鈍いとか天然とか…そんなことないと思うんだけど」 「そういうとこだよね」 智也がきつねうどんを啜り始めたので俺も自分の昼食を食べる 午後は宮本と一緒の授業だ。 サークル以外での接点はほぼないと思っていたが 前に告白をされてから距離がかなり縮まった気がする 縮まったと言っても友達としての距離 でも元々気の許せる友達が少ない俺にとって宮本は貴重な存在になっていた。
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