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入って一ヶ月弱の渚ちゃんと一年未満の俺では事足りないのか 副店長に厨房を任せて店長が出てきてくれた 6時を回ると空いているテーブルを探す方が早くなってきた 「これ6卓にお願い」 「え?6卓…えーっと」 副店長に指示されてメモ帳を出し席を確認する渚ちゃんが目に入った 慌てて探せないのかそれとも席の配置とノートに書いた図が合わないのか 料理を持って行ったり来たりしていた 「6卓は赤いジャケット着てるお客さんのところだよ」 擦れ違いにコソッと伝え次の料理を運ぶために小走りで通り過ぎる 7時になった 明人さんが厨房からこっちに向かって歩いて来るのが見える やっとこの忙しさから少しは解放される兆しが見えて小さくため息をついた
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