1章 オカルティスト同好会
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そのせいで、部室の南側にある、高い天井にまで届くほどの 大きな本棚の棚の片隅には、 殺虫剤が数本常備されていた。 その本棚は南の壁を、ほとんど占領していた。 蔵書されているおびただしい書籍は大きさも装飾も様々で、 背表紙がボロボロになるまで読み込まれているものもあれば、 まだほとんど手付かずに等しい、 真新しい本まであった。
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