白い闇

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そして順次は、部屋中を見回していた。 規子がそのまま見ていると順次か気づき、呆けた声で言った。 「なあ、この部屋、模様替えしたのか?」 「!」 その時になってようやく、規子も順次と同じものを感じた。 この部屋全体に漂う、はっきりとした違和感を。 それまでは頭がうまく働いていなかったために、気づかなかったのだ。
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