夢か現実か

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その奇妙な店は、ビルとビルの間にひっそりと建っているらしい。 真っ黒な看板を掲げ、古びた入り口に、小さな窓が一つだけ。 きっと、普通の人なら気にせずに通り過ぎてしまうような、そんなお店が存在するらしい。 そのお店は夢を売ってくれるらしい。 これは誰が話していたんだっけ? あぁ、そうだ。隣のクラスの太田が話していたんだ。 そして、僕はその奇妙な店の前に立っていた。
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