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『ぐふぉあ!? 何です、敵ですか!? 敵襲ですか!? トゥラトゥラトゥラー!!』
先ほどにも増して喧しくなるダンボール。 ここでじっとしてても仕方ないか……中に誰が居るのかは分からないが、誰でもろくなもんじゃないな、と思いながらダンボールを開ける為に手を伸ばす。
そして開けた矢先に飛び出てきたのは、一人……いや、容姿は人のそれにとても近いが、頭に生えた耳や尻尾がそれを明確に否定している、簡素な服を身に纏った一匹の少女だった。
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