第1章

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バサッ 入学式でにぎやかな道 一人で来ている男子生徒から 日記が落ちた 「あっ...日記落としましたよ..」 私は男子生徒に日記を渡す。 「....っ」 男子生徒は日記を受け取らず まるで熊から逃げるように逃げてしまった。 学校ではなく 下校の道へ 「どうしよう...これ..」 結構分厚い日記だな...。 まぁ またいつか渡すときが来るよね きっと 私はそう思いその日記を自分のスクールバックに入れた。 えっと...私の名前は..あ あった 「一年C組..」 私の学校 北里高等学校は 唯一の美術科がある高校だった。私は将来 絵を描く仕事がしてみたくて 絵を描くことが好きな私にピッタリな高校 それが北里高校だった。 今日から私は 北里高校 一年になります...! ザワザワしているなか私は緊張しながらクラスに入る。窓で話す女子 ふざけてる男子 たった数分での出会い 私は無駄にしないように 前の人に話しかける。 「あ.....あ...」 あれ 声がでない 前の人は 私に気づかなかった。 私は自分の席に座り 深く深呼吸をした。 よし まずは練習だ 「は...ま..っ げほッげほッ....」 朝 声でてたのになんで...!? 「大丈夫か...?」 突然だった。 後ろから 男子に話しかけられた。 私は紙に 大丈夫 ありがとう と書いて それを彼に見せた。 「ん...よかった。 あ 俺 市原界斗(いちはら かいと)って言うんだ よろしくな」 彼は 爽やかな笑顔で私に自己紹介してくれた。 あまりにも綺麗な顔立ちに 私の心はピンクに染まった。 私は紙に書いた 私は 小鳥遊 心愛(たかなし みあ) こちらこそ よろしく!(^▽^* いっちょ前に顔文字なんてつけちゃったけど..変だったかな... 「よろしく 心愛」 いきなり名前..!? 「よ...っ..い...は..」 私は喉を押さえた。 変な汗が出てくる。 声が 彼に届かない。 神様 なぜ? 朝まででていた声が... でない。
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