第1章

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私は市原くんに笑顔を見せた。市原くんも私に笑顔を見せた やっぱり かっこいいなぁ.. 女子からの目線もすごいし 「そういえば 葉 来ないね...」 私は驚いた 市原くんが浅間 葉のことを知っていた 「あ ごめん 心愛は葉のこと 知らないもんな」 私はノートに 教えて!と書いた。 市原くんは少し驚いていたがすぐ笑顔になって 浅間 葉のことを話はじめた 「あいつ 中学んとき同じクラスで 俺は仲良くしたかったんだけどいじめがあってから学校来なくなってさ。 家に手紙届けに行っても一度も出てこなくて いじめの主犯は 葉の親友だった人だったから相当ショックだったんだろうな」 そうだったんだ... 「俺もあんまり友達とかいなくて 逆に葉が憧れてた。一人一人友達を大事にしてる優しい葉が 羨ましかったんだよなぁ...」 私は話を聞いて すぐにノートに書いた 今日 葉さんに 一緒に会いに行って見ませんか? この文章を見て 市原くんは嬉しそうな顔をした 「俺も会って話をしたいって思ったんだ.. 一緒に来てくれる?」 私は真剣な顔で頷いた。 浅間 葉 どんな人なのだろう。 あの日記は本当にあった出来事だとしたら、 市原くんは中学のとき 不登校になった浅間 葉の家によく学校からの手紙やらプリントやらを届けたらしく 家は市原くんがわかっていた。 私は イケメンの人と歩くなんて 人生一度もなかったから隣で歩いていると 女子からの 羨ましい目線がきて なんだか王様になった気分になる。 なんか デートみたい 市原くんはもとからの柔らかい茶髪 180はあるスラッとした身長 足はモデルのように長い 目の横についた涙黒子 スッキリとした輪郭 本当にモデル見たい...。 そのとき 市原くんは後ろを向いた 「...?!」 見てたの バレた!? 「ん? 心愛どうした? 家 ついたよ」 よ...よかった.. 私は横を向いて 浅間 とかいてある その横のインターホンを押した ここに浅間 葉が 日記を落とした人が.. ガチャ ドアからでてきたのは 「あら こんにちは」
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