第1章

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でてきたのは浅間葉の母親だった。 市原くんは浅間葉の母に言った 「お久しぶりです。あの..葉はいますか..?」 浅間 葉の母はとても懐かしい思いでを思い出したような優しい顔をして答えた 「久しぶりね 界斗くん..っ 葉は二階の自分の部屋にいるわ どうする..?」 私はノートに書いた 私は小鳥遊 心愛です。浅間 葉くんに会わせてもらえることはできますか?? 浅間 葉の母はノートを見て 笑顔で 「嬉しい。心愛さんは優しいかたです。 界斗くん 心愛さん どうぞあがって」 市原くんと やったな!と言いあったように目を合わせ 私と市原くんは 二階の浅間 葉の部屋の前に行った。 浅間 葉の母はドアをノックし 呼ぶが もちろん答えはなく 「あとは あなたたちが 呼んであげて」と母は言って リビングへ戻っていった 市原くんは緊張している 見るだけでわかる 市原くんは深く深呼吸をして 「葉 久しぶり。界斗だよ 覚えてる? 今日は俺だけじゃないよ 可愛い女の子も一緒だ 一緒に話さないか??」 私は可愛い女の子 と言われ顔が真っ赤になった。 市原くんは悪戯な少年みたいなニヤニヤした顔をされ なんだか一瞬遊ばれたような感じがした。 でも なんだか本当の友達っぽく 彼氏のような そんな空間を味わえて なんだか嬉しかった。 私は深呼吸する 目を開いて お腹から 喉から 声をだす 「私は小鳥遊 心愛。入学式のとき 落とした日記を 浅間くんに渡そう....げほっ..げほっ」 ダメだ 声がでない... なんで... あと少し 話すことさえできない私が 嫌になる.. そのとき市原くんは 私の背中をさすってくれた 「心愛の声 始めて聞いた。大丈夫 無理することなんてないから ゆっくりでいいんだよ」 私はこんなに優しい言葉を聞いたことはなく 泣きそうになった それと同時に ドアが開いた そこに立っていたのは 黒髪の少しほっそりした体型 優しそうな顔をした 浅間 葉 本人だった。
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