奇妙な店

2/3
前へ
/3ページ
次へ
街の外れの古風な洋館は、昼間開いてるのを見ることの無い。 《喫茶&洋菓子 儚幻堂》 その奇妙な店が開くのは、夜も深まる23時。 うっすらと控えめに灯った明かりと共に、徐々に常連客があつまってくる。 店内も橙の温かい間接照明が主体となっている。 ショーケースには数種類の洋菓子が並び、珈琲の香りが漂っている。 二人掛けのテーブルが3席、4人掛けが2席、二人掛けソファー2席が広々と間隔をあけて配置されている。 他に、カウンター席が6席ある。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加