黒猫と酔っ払い

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「いや、いくら何でも6時間は長すぎる。じゃあ1度帰って明日また来るよ」 「誠に申し訳ございませんが、ここでの営業は本日限りでして」 いやいやいやいや。 「そんなのは知らない、帰る」 って! 「入口のドアが....」 ない。 「俺、夢見てるのか」 「残念ながら現実です」 この状況を信じろと? 「じゃあ俺はこの閉ざされた空間で6時間?」 「うーん....困りましたね....ではこうしましょう、お客様に正式にご予約を頂き、本日ご予約済みのお客様の後に査定させて頂くという事でどうですか? 「予約は何人?時間かかる?」 「本日のご予約はお二人ですね、早ければ1時間以内で全て終了いたします」 乗った。
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