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ズダダダダダダダ!
勢いよく階段を上がる音が聞こえたため、
ちっ、と舌打ちをしながら、急いで彼女から離れた。
ガラッと勢いよく扉が開かれて――
「ちょっとおにーちゃん! モモカ来るなら言って~。ねーねーモモカ~あたしの恋バナ聞いてよぉ~」
あああ! 今日部活かと思ったのに。邪魔すんじゃねー!
「てめぇ、勝手に開けるなって言ってんだ……」
「それってクラスメイトの件だよね? もしかして何か進展あった? 聞きたいんだけど!」
おい! お前も俺よりそっちに興味があるんかい!
「そうだよー! って、おにーちゃんごめん、邪魔しちゃったぁ? もしかして、風太くんの風太くんが……」
「(まだ)たってねーよ!!!」
☆おわり☆
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